キヤノンのレンズTS-E17mmF4を修理に出した

出島

 前に、TS-E24mmF3.5を修理に出したと書いた→「キヤノンのレンズTS-E24mmF3.5LⅡを修理に出した」。レンズを入れたバッグを落としてしまったために、TS-E24mmが故障し、カメラに取り付けても作動しなくなったのだ。メーカーに見てもらったら、絞り通信部の不具合ということで、無事修理してもらった。だが、このときバッグに一緒に入っていたレンズ、TS-E17mmF4もなんだかおかしい。

 TS-E17mmはその後も撮影できていたので、問題ないと思っていた。建築写真の内観写真では空間に奥行きがあるせいか気がつかなかったのだけど、外観を撮ってパソコンの大きな画面で見ていたところ、なんだか、どのカットも写真の右側がよく解像していない。右側だけ少しボケているような、ブレているような感じ。ティルトはいじっていないのに、ピント位置がズレているように見える。中央と、左側はしっかりピントが合っているし、よく解像しているから、パッと見ただけでは気がつかない。

 バッグ落下事件以前の写真を引っ張り出して見てみると、右側の解像度がぜんぜん違う。ああ、こっちもか、ということで修理に出した。結果は、「解像度の低下を確認したので、調整した」という回答だった。光学調整のために必要なレンズマウント交換、送料等を含め、修理代は約27,000円。今回は比較的少額で済んで良かったけれど、なんだか最近、修理ばかりしている気がする。自分のうっかりミスなので仕方がないのだけど。

出島表門橋

 写真は、GRⅢのワイドコンバージョンレンズのテストで撮った、長崎の出島。表門橋(2017年、当時の姿を再現するように架けられた)の側から撮ったものだが、背景に写っている背の高い建物が建っているあたりは当時は海だったはずだ。出島はその名のとおり、人工の小島だった。開国後、明治時代には、出島の裏側一帯が埋め立てられ、陸続きになっている。

 2024年4月某日撮影

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