接客がうるさいのは、日本独特の文化なのだろうか?

 「いらっしゃいませ~!!!」と大きな声でお客をお迎えするのは、日本独特の文化なのだろうか。海外にはたいして何度も行っていないけれど、少なくとも行ったことがある国のなかでは、そういう接客を受けた覚えは一度もない。とにかく日本の店は接客がやかましい。思い込みかもしれないが、おもてなしの心よりも型が優先されているように見える。

 ラーメンは大好きだけれど、あの元気の良い接客はあまり好きではない。料理を運んでくれるときも、ラーメンにツバが飛びそうな勢いで大声とともに提供してくれる。あまり好きではない。

 とある中古品を扱っている書店では、いつもBGMがうるさい。常連客としてあえて苦情を言いたいのだけれど、たぶんそのうるさいBGMのせいで、店員さんの話し声がすごくやかましい。大きな騒音のなかでは、人の会話の声も自然と大きくなるのだ。この間行ったときは、店員さん同士の大声での会話がずっと止まない。なにやら、現金が合わないらしい。聞き耳を立てなくても聞こえてしまうのだ。でも、そういう内容の会話はなるべく客に聞こえないように話したほうが良いと思う。

 苦情を言いながらも時々思うのは、自分に合わない店は、ひょっとしてその店にとって自分はターゲットではないのかもしれないということ。お呼びでない? 植木等みたいだけど。どうも合わないなーと思ったら、一度そういうことを考えるようにしている。なるべくなら、勘違いはしたくないからだ。

 一方で、しんとしていないほうが良い場所もある。「会話」が基本になっている店だ。居酒屋とか、焼肉屋とかは騒々しくないとどうも調子が狂う。カフェではスターバックスの音量は客の話し声も含めてちょうどいいと思う。大き過ぎない音量のBGMがあるおかげで、お客の会話の音量も同様に大き過ぎることはあまりない。特定の会話に耳を持っていかれることがなく、全体的に静かにざわざわしているので集中できる。

 余談だが、スターバックスはトイレの中でもBGMを流していて、その音量がとても大きい。これは良いアイデアだなと思う。

 さて、写真は前回に引き続き、長崎県東彼杵郡川棚町にある魚雷発射試験場跡なのだが、正確には、試験場跡から山道を登ったところにある、監視望楼跡。小高いところにあるので、眼下に海が見渡せる。試験場の建物と比較するとだいぶ小さな建物だが、こちらはまだ中に入ることができた(でも、時間の問題かも)。

 2023年12月某日撮影

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