毎年恒例! 大前研一氏の「日本の論点」2024~2025を読んだ

 毎年12月になると発売される、大前研一氏の「日本の論点」。私は、これを毎年欠かさず読んでいる。日々の生活ではニュースをあまり見ないし、とにかく時事に疎い。だから年末くらい、年の締めとして、最低限の大人の嗜みとして、大前氏の「日本の論点」を読むことにしている。

 メインは、岸田政権、ロシアやウクライナ、イーロンマスクやChatGPTなどについて。疎いとはいえ、さすがに私の耳にも届いているような時事問題に対する考察である。そんななかで私が驚いたのは、花粉のことだった。

 花粉の原因は、暮らし方(食生活など)の変化だと思っていた。自律神経の乱れによって、アレルギーになりやすくなったという理解だ。けれど、大前氏は、スギの木を切らないからだ、という。高度成長期に大量に植林したあと、海外から安価な木材が流入したため、需要がなくなってそのまま放置されたスギの木。これを切らないからだ、というのだ(→ここに詳しく書いてあります)。このことって、一般常識なのだろうか。みんな知っていること? もしそうだとするなら、まったく知らなかった私は、やはり無知だ。まったく、世の中知らないことだらけ。これだから、毎年「日本の論点」を読む必要を感じているのである。

 さて、写真は、長崎市西坂町にある、聖フィリッポ教会。1962年、建築家・今井兼次氏の設計によって建てられたものだ。今井氏はガウディ建築に影響を受けている。フィリッポ教会はたしかにガウディっぽさが受け継がれている。

 2023年10月某日撮影

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