「Netflixにてドラマ化決定!」のニュースを見て、「イクサガミ 天」を読んだ
「イクサガミ、Netflixにてドラマ化決定!」のニュースを見て、原作の「イクサガミ 天」を読んだ。以前から興味はあったのだけど、全3巻構成で現在2巻までしか出ていないことを知り、最終巻が出るまでに2巻目の発売からどうやら1年以上がかかるらしいということもなんとなくわかった。だから、最終巻が発売されてから一気に読もうと、長らくamazonのお気に入りに入ったままだった。
そこへきて、ドラマ化のニュース。岡田准一主演×藤井道人監督のコンビならぜひ観てみたいと思った。ふたりは、韓国映画をリメイクした日本映画「最後まで行く」の主演×監督コンビ。この映画、結構おもしろかった。本家の韓国版も観たけど、個人的にはリメイク版(日本版)のほうを気に入っている。
現在のところ、制作が発表されただけでいつから放送されるかはまだわかっていないようだ。でも、そう遠い話ではないだろうと思い、先に原作を楽しんでおくことにした。時代小説はあまり読まないほうなのだけど(和田竜氏の作品はわりと読んでいるが)、おもしろくて、あっという間に読み終えてしまった。
明治時代初期、剣の腕に覚えのある全国の強者が京都に集められ、高額の賞金をめぐって、バトルロワイヤルが繰り広げられるというストーリー。京都を出発して、戦いながら東海道を進み、東京を目指す。その過程で主人公や登場人物の素性が少しずつ明らかになっていく。
私はすでに続巻の「イクサガミ 地」も買ってあるので良いのだけれど、発売と同時に読んだ人は、このラストから次の「イクサガミ 地」が発売されるまで1年も待たされたのか、と同情してしまうような終わり方だった。ある程度収まりの良いところで第1巻完結、というわけではなく、「いったいどうなってしまうのか!」という波乱のラストなのだ。
これから「イクサガミ 地」を読むが、これのラストもこんな感じだと嫌だな。今年、最終巻が発売されることを祈って、なるべくゆっくり読もうと思う(無理だろうけど)。
写真は、GRⅢのワイドコンバージョンレンズのテストで撮った、長崎市のゆめタウン夢彩都の立体駐車場。
2024年4月某日撮影